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表彰台に立つ横田宏太郎さん(左から2人目)=ポーランド(提供写真)
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表彰台に立つ横田宏太郎さん(左から2人目)=ポーランド(提供写真)
自転車競技トライアルのワールドユースゲームで初優勝した横田宏太郎さん=ポーランド(提供写真)
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自転車競技トライアルのワールドユースゲームで初優勝した横田宏太郎さん=ポーランド(提供写真)

 コースに設けられた岩場や丸太を小径自転車で走破する、自転車競技のトライアル種目で、兵庫県相生市立那波中学校2年の横田宏太郎さん(13)が8月9~11日、ポーランドで開かれたUCI(国際自転車連合)ワールドユースゲームの13、14歳の部で頂点に立った。世界トップ選手の動画を見て技術を吸収し、自宅の休耕田で練習を積んで欧州各国のライバルを打ち破った。

 オートバイのトライアル種目で競技経験がある父知宏さん(44)の影響で、4歳から競技を始めた。トライアルは岩や丸太などの障害物を積み上げた立体的なコースを走り、得点を競う。スピードやタイムより、難易度の高い障害へ跳び移る跳躍力やバランス感覚が問われる。

 3歳年上の姉華奈さんもトップ選手。宏太郎さんは同市の自宅近くにある休耕田に木材や岩場を設け、姉と競い合って力を付けた。2016年、ドイツで開かれたワールドユースゲーム9、10歳の部で3位。18年のイタリア大会では11、12歳の部で3位だった。

 あと一歩で頂点を逃し、「ずっと3位で納得がいかなかった」と宏太郎さんは父にポーランド大会出場を直訴した。世界の頂上を目指し、活用したのが写真共有アプリ「インスタグラム」。「海外のトップ選手とつながり、最新の動画が見られる」とタブレット端末で技を学んだ。

 迎えたポーランドでの本番。180センチ近い大柄の欧州選手が居並ぶ中、154センチの宏太郎さんは「走りだした途端、緊張が解けた」と無心でコースへ向かった。他の選手がタイヤを滑らせた岩場も勢いよく走破し、持ち前のバネと度胸で優勝を射止めた。表彰台の真ん中に立ち、「こんなチビでも勝てるんや。ただただうれしかった」と喜びに浸った。

 表敬訪問した相生市の谷口芳紀市長からは「さらに高みを目指して頑張ってほしい」と激励を受けた。宏太郎さんは「もっともっとトライアルを極めたい」と力を込めた。(伊藤大介)

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