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旧菖蒲谷村の保存団体メンバーや高校生らの手で整備された神社跡の参道=たつの市揖西町菖蒲谷
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旧菖蒲谷村の保存団体メンバーや高校生らの手で整備された神社跡の参道=たつの市揖西町菖蒲谷

 兵庫県たつの市揖西町の山上にあった集落「菖蒲谷村」の保存に取り組む住民団体がこのほど、荒神社跡の参道を整備した。龍野北高校の生徒らも参加。神木のヒノキがそびえ、延々と受け継がれた暮らしがあった証しに再び光を当てた。

 同村は揖西町とその北方の新宮町を結ぶ山越えの間道沿いにあった。嘉吉の乱(1441年)で城山城(新宮町)を追われた赤松氏の残党が住み着いたとも、平家の落人が隠れ住んだとも伝わる。高度経済成長期に離村者が増え、昭和40年代に廃村となった。

 村の旧住民や同村から新宮町に移転した寺の門徒ら約400人が2017年、「菖蒲谷遺跡を保存する会」を設立。道路の補修、遺構に標識を設置するなどの活動を続ける。さらに今年も村落跡を歩くイベントを12月8日に開催するのを前に、参道整備を計画した。

 22日に保存団体メンバーを含む18人が作業をした。斜面に生い茂る草木を払い、つるはしなどで整地。長さ60センチの角材を約30メートルにわたり階段状に並べてくいで固定した。境内の雑木や竹を伐採し落ち葉を取り除いた。

 社跡は近畿自然歩道として残る旧生活道路沿いにあり、境内には樹齢数百年とみられる幹回り3・8メートルの神木が空を覆う。作業に汗を流した同校3年の女子生徒(17)は「初めて来て、先人がどんな暮らしをしていたのか興味が湧いた」。同会の宮本俊郎代表(68)=同市=は「村の歴史や自然に触れ、幅広い世代に愛着を育んでほしい」と話す。

     ◇

 12月8日のウオークイベントでは村落跡約3・5キロを歩き、会員の案内で遺構などを見学する。市道菖蒲谷線中腹の桜公園に午前9時集合。参加費100円。11月26日締め切り。(松本茂祥)

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