西播

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宿場町・平福に並んだ町家の屋号看板を取り付ける五名和雄会長ら=佐用町平福
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宿場町・平福に並んだ町家の屋号看板を取り付ける五名和雄会長ら=佐用町平福
今回取り付けた木製の屋号看板=佐用町平福
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今回取り付けた木製の屋号看板=佐用町平福

 因幡街道の宿場町として栄えた兵庫県佐用町平福で、当時存在した町家の屋号を再現した看板を掲げる取り組みを住民らが始めた。今月上旬までに10枚を設置、今後3年間で100軒への取り付けを目標にしている。平福地域づくり協議会の五名和雄会長(71)は「にぎやかだった街の雰囲気をこれまで以上に感じてもらえるようになるはず」と期待を込める。

 戦国時代には利神城の城下町として、江戸時代以降は宿場町として発展した平福。1903(明治36)年の資料によると、当時の平福には72業種、180の町家が存在していた。それぞれに「柳屋」(材木商)、「濁り淵屋」(豆腐屋)といった屋号が付き、訪れる人々はその看板を目印にしていた。地域住民にとっても、屋号は名字よりも重要な呼び名だったという。

 地域には現在も多数の町家が残り、2011年には県の歴史的景観形成地区に指定された。観光客にもっと楽しんでもらえる場所にと、自治会長をはじめとする住民有志らが看板設置を発案。資料を入念に調べ、屋号が付いていた民家を1軒ずつ特定していった。

 看板は幅25センチ、長さ60センチの木製。今回は第1弾として、油屋、玉田屋(宿屋)、吉岡屋(しょうゆ醸造)など10枚を、現在も残る町家や、家系を継ぐ民家の玄関などに設置した。「油屋」の松田芳夫さん(73)は「因幡街道のありし日の姿がほうふつとさせられるようだ」と目を細めた。

 100軒への取り付けを目指す五名会長は「一覧の地図なども用意したい。より分かりやすい観光名所を目指していく」と話した。(勝浦美香)

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