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無人飛行のドローンについて説明を聞く住民ら=宍粟市一宮町東河内
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無人飛行のドローンについて説明を聞く住民ら=宍粟市一宮町東河内
約70キロ離れた神戸市内からドローンを遠隔操作した=兵庫県庁(撮影・佐伯竜一)
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約70キロ離れた神戸市内からドローンを遠隔操作した=兵庫県庁(撮影・佐伯竜一)

 目視できない場所でドローンを自動操縦する「レベル3飛行」による森林資源量調査の実証実験が26日、兵庫県宍粟市一宮町東河内の福田公民館を発着点に行われた。約70キロ離れた兵庫県庁で操縦する機体が飛び上がり、山の上空をプログラム通りに飛行。撮影した画像で樹高などが把握できれば、これまで人が山に登って実施していた調査を大幅に効率化できるという。未来の林業の形に地元関係者も期待のまなざしで実験を見守った。(古根川淳也)

 県と神戸市が取り組むドローン先行的利活用事業の一環。目視外の飛行実験は荷物の戸別配送などの分野で先行例があるが、地方自治体が森林資源量調査として行うのは全国初という。

 調査は樹高と太さなどを調べて山にある木材の体積量を把握するもので、県から委託を受けた業者が航空機などを使って毎年実施している。林業でもドローンの利用は普及しつつあるが、遠隔地から操作できれば操縦の専門家が現地に行く必要がなく、より一層の効率化が図れるという。

 実験には携帯電話基地局の電波を利用。発着点の周囲にも3台のカメラを置き、県庁にいる操縦者が操作して周囲に車や人がいないか安全を確認しながら離陸させた。ドローンは地面から45メートルの高さまで垂直に上昇し、森の上空へ移動。自動運転でジグザグに動いて地表の写真を撮影し、約20分で無事に帰着した。

 実験を見守った東河内生産森林組合の長野豊彦組合長は「これなら労力が削減される。森林経営にどう生かせるか楽しみ」。事業を担当する県新産業課の吹田育久班長は「農業や水産業、物流でも実験を進め、行政の効率化や官民連携につなげたい」と話した。

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