西播

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移動スーパーとくし丸を相生市内で運行する大塚英仁さん=カワベ相生店
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移動スーパーとくし丸を相生市内で運行する大塚英仁さん=カワベ相生店

 商品を積んだ軽トラックが消費者の元へ出向く「移動スーパー」事業が兵庫県相生市で始まった。同市大島町のスーパー「カワベ相生店」から商品供給を受け、同市の大塚英仁さん(46)が運転、販売を担う。南米ボリビアで生まれ育った日系2世の大塚さんは「地域のお役に立ちたい」と意気込む。

 全国で移動スーパー事業を展開する「とくし丸」(徳島市)が販売ノウハウを提供する。とくし丸は地場のスーパーと提携して商品を仕入れ、大塚さんのような個人事業主が足腰が弱った高齢者らに対面販売する。スーパーの店頭価格にガソリン代として一律10円を上乗せし、粗利30%のうち、地場スーパーが13%、販売する個人事業主が17%を分け合う。現在、46都道府県で約500台が買い物困難地域などを走っており、西播磨では赤穂市、太子町で導入されている。

 大塚さんは父方、母方とも祖父母が日本人で、家庭内では日本語で育った。青年海外協力隊でボリビアに赴任した奈緒美さん(41)と知り合い、結婚。3人の子宝に恵まれ、2011年に奈緒美さんの古里、相生市に移住した。クリーニング店で衣類の配送を担っていたが、移動スーパー事業を知り、転身を決めた。

 大塚さんが地域を回って事業の説明に行くと、「説明はもういいから早く来て」「いつから始めてくれるの」と高齢者からせっつかれたという。「必要とされている」と意気に感じる。

 ボリビアでは、広大な田畑で米や大豆、トウモロコシを栽培していた。隣の家は1キロ先だったといい、「相生よりもっと田舎に住んでいた」と地域に根ざした商売への苦手意識はない。市内3コースをそれぞれ週2回ずつ巡る。カワベ相生店TEL0791・23・3335

(伊藤大介)

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