西播

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市街地のバーには感染拡大を受けて営業自粛のチラシが張り出されていた=姫路市内
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市街地のバーには感染拡大を受けて営業自粛のチラシが張り出されていた=姫路市内
例年、入学シーズンは書き入れ時というサッカー専門店も来客はまばら=姫路市内
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例年、入学シーズンは書き入れ時というサッカー専門店も来客はまばら=姫路市内
利用者が減った神崎農村公園ヨーデルの森。休園の検討も始めた=神河町猪篠
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利用者が減った神崎農村公園ヨーデルの森。休園の検討も始めた=神河町猪篠

 これから暮らしはどうなるのか-。新型コロナウイルスの感染拡大に備え、兵庫県など7都府県に緊急事態宣言が発令された7日、兵庫県の姫路・西播地域にも緊張感が漂った。飲食店の中には営業自粛に踏み切る店舗も。商業施設や介護施設なども使用制限の対象となり得るが、同日夕の時点では具体的になっておらず、関係者らは先行きに表情を曇らせた。

■商業施設

 「これからまた1カ月我慢しないといけないのか」。姫路市南町で肉バル「マーブル」を経営する近藤英樹さん(41)は、5月6日までを期間とする緊急事態宣言の発令に深いため息をついた。

 3月でまばらになった客足は、4月にぱたりとやんだ。ここ数日は夜間営業を見合わせてランチに限定したが、「もう来店を呼び掛けられる状況じゃない」。対策として、週内にもステーキやハンバーグ、オードブルなどの持ち帰りメニューを始める予定で、「工夫しながらこの事態を乗り切りたい」と力を込める。

 一方、買いだめが心配されたスーパーは落ち着きを保っていた。

 姫路市中心部の店舗ではパスタや冷凍食品など一部の商品棚に空きがあったものの、「緊急事態宣言が出ても店は開いている。いつも通りの買い物を心掛けた」と同市の自営業の男性(53)。周囲にも焦って買いだめをする姿はなかったという。

 JR姫路駅の商業施設ピオレ姫路は5月6日までの臨時休館を決めた。

■観光地

 屋内施設に比べると影響が小さかった屋外観光施設も視界が不透明になった。

 神河町猪篠の「神崎農村公園ヨーデルの森」は、外出自粛ムードが高まった春休みも、序盤は前年同期比で6割程度の集客があった。が、タレントの志村けんさんの訃報後に約2割まで激減した。「終息後に挽回するためにも今は耐える時期」。細岡友行支配人(35)はそう割り切り、8日から大型連休前後まで休園する方向で協議している。

 同町新田のキャンプ場「新田ふるさと村」は3月中の利用者が前年よりも好調で、大型連休中のテントサイトやコテージの予約はキャンセルが出てもすぐに埋まっていたが、担当者は「今からはそうもいかないと思う」と声を落とした。

 赤穂市御崎の桜の名所、東御崎展望台広場ではソメイヨシノが満開に。3人で訪れていたマスク姿の女性(84)=赤穂市=は「普段はなるべく外に出ないようにしている。ウイルスは目に見えず、庭の草むしりをする時も心配。緊急事態宣言が出ても、買い物には出掛けなければならないし…」と戸惑いを見せた。

■介護施設

 県知事の判断によっては、デイケアなど通所の介護施設は閉鎖される可能性がある。佐用町で約40人が利用するデイケア施設の代表は「仮に閉鎖された場合、1人暮らしの利用者も多いのでどうすればいいのか」と気をもむ。「消毒液やマスクに加え、紙おむつの購入数も制限されている。大変な時期が続くが、なんとか乗り越えなければ」と話した。

 宍粟市内で高齢者の通所介護施設を運営する女性も「もし施設を休止することになれば、利用者の生活が破綻する」と懸念する。独居高齢者ら35人が送迎を利用して通っているが、1人では食事や入浴ができない人がほとんどという。

 休止が長引けばスタッフも次の仕事に移るかもしれない。そうなると施設再開が難しくなる。「考え始めると不安だらけ。宣言でどんな要請がくるのか、役員とよく話し合って準備しておきたい」と身構えた。

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