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2019年度に返還が急増した相生墓園=相生市陸
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2019年度に返還が急増した相生墓園=相生市陸

 兵庫県相生市営の相生墓園(同市陸)と東部墓園(同市相生)で、2019年度に返還された墓の区画数が18年度の約10倍だったことが市への取材で分かった。急増の背景は、墓じまいをした場合に返還される使用料の激減。以前は8割を還付していたが「これほど返すと今後の運営が立ちゆかなくなる」とし、5年が過ぎれば「還付ゼロ」と仕組みを変えた。市は「駆け込みで墓じまいが増えた可能性がある」としている。

 1974年に開園した相生墓園は1093区画、92年開園の東部墓園は820区画を備える。車でアクセスしやすいことから人気が高く、オープン以来ほぼ全区画が埋まってきた。

 還付率を8割に引き上げたのは2007年だった。「なかなか区画に空きが出ず、少しでも返してもらえたら-という狙いだった」と市環境課。その後、ぽつぽつと返還があったものの、新たに墓を建てる申し込みも同程度あり、状況は大きく変わらなかった。

 流れが変わったのは、19年3月の相生市営墓園条例改正。8割の還付率を「5年以内に返せば5割返金。5年を過ぎたらゼロ」と大幅に削減することが決まった。市環境課が他市町の公営墓園と比較したところ、8割返金は突出して高く、「今後、高齢化で墓じまいが増えれば、収支が悪化する恐れがある」と判断し、先手を打った。

 返金8割が終わる19年度末までに、相生墓園で返還された区画は47件(18年度5件)、東部墓園は31件(同3件)と急増した。現在、両墓園にはそれぞれ数十区画の空きがある。市は「高い返金率ではなくなったが、もともと人気の墓園。墓を建てようと考えている人は連絡してもらえたら」としている。

 相生市環境課TEL0791・23・7131

(伊藤大介)

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