西播

  • 印刷
休業中の祥吉。営業再開に向け、新入社員の研修を続けている=赤穂市御崎
拡大
休業中の祥吉。営業再開に向け、新入社員の研修を続けている=赤穂市御崎

 新型コロナウイルスの影響で休業中の兵庫県赤穂市御崎、温泉旅館「祥吉」(25室)と同市加里屋の古民家宿「加里屋旅館Q」(5室)が旅館サポート制度「種プロジェクト」に加わった。宿泊希望者が宿泊料金の一部を前払いして旅館を応援する仕組み。2旅館などを運営する三晃商事の吉井祥二常務は「かつてない試練に、固定費の支払いを賄う上でありがたい」と支援の広がりに期待する。(坂本 勝)

 種プロジェクトは「未来の宿泊に、今払う」がコンセプト。東日本大震災後、東北地方の旅館支援を中心に始まった。全国の旅館で宿泊キャンセルや休業が続く今、再開を求める声が上がった。旅行関係者のフェイスブックで知った吉井さんは宿泊費の先払いを得られるだけでなく、宿泊予定者とメッセージをやりとりすることで未来の希望を共有できると考え加盟した。

 姫路市夢前町の夢乃井(79室)など同社の旅館は4月中旬から休業中。祥吉や加里屋旅館Qは4月の売り上げが前年比90%以上落ち込み、従業員の8割以上は自宅で待機している。

 プロジェクトに加盟した4月下旬以降、祥吉には約260万円、加里屋旅館Qには約25万円の前払いが寄せられた。祥吉の支援者は「日常に疲れて癒やされたい時に一番に浮かぶ旅館。大変な今が終わったら、ぜひ行かせて」「必ず行きますので、ふんばって」などとコメント。旅館側は「暗闇のトンネルを抜けて日常に戻った時には潤いと安らぎを与える旅館での一夜を提供させて」と記す。

 吉井さんは「先が見えない中、支援者の声が再開に向けた大きな励みになる。日本の旅館文化を守り抜きたい」と話し、21日の通常営業再開に向け準備する。

 利用券は1口5千円。3年間有効。祥吉や加里屋旅館Q、種プロジェクトのホームページから支援できる。県内では、淡路島海上ホテルと観光旅館うめ丸(ともに南あわじ市)も加入している。

【記事特集リンク】新型コロナウイルス

西播の最新
もっと見る

天気(10月22日)

  • 23℃
  • ---℃
  • 80%

  • 20℃
  • ---℃
  • 80%

  • 23℃
  • ---℃
  • 80%

  • 22℃
  • ---℃
  • 90%

お知らせ