17日に告示された兵庫県相生市長選で6選を果たした谷口芳紀氏(71)。5回連続無投票で6期目のかじ取りを担うことになった。一夜明けた18日、これまで恒例だった職員による出迎えや花束贈呈は行わず、報道陣のインタビューに「新型コロナウイルス収束まで長丁場になる。次の4年間、感染、経済対策に最優先で取り組む」と表情を引き締めた。(聞き手・伊藤大介)
-コロナ対策とは。
「戦後最大の危機といわれる中、既に補正予算を組んだが、市民ニーズを踏まえて第2弾の補正予算も考えたい」
「道の駅あいおい白龍城やホテル万葉岬はにぎわいの拠点。地域の活性化のため、経営を軌道に乗せられるようにしたい」
-延期となっているペーロン競漕(きょうそう)の見通しは。
「秋に開催できるか、この1、2週間で判断したい。冬は寒いので、開催は難しいのではないか」
-次の任期が最後になるのか。
「あまり(先のことは)考えていない。4年間、コロナ対応を精いっぱいやって、市民がどう評価してくれるか。もちろん体調を崩せば、後任を探さなければいけないが」
-矢野小は2年後に新入生が1人になる。統廃合の議論は。
「(児童数は)限界に近づいてきている。できるだけ早く地元に入って、教育関係者や地域の意見を把握したい」
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