西播

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スマートフォンをかざし、アプリを楽しむ地元住民ら=佐用町平福
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スマートフォンをかざし、アプリを楽しむ地元住民ら=佐用町平福
ARアプリ「西播磨の山城へGO」で再現されたかつての利神城
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ARアプリ「西播磨の山城へGO」で再現されたかつての利神城

 兵庫県の西播磨地域の山城を3Dのコンピューターグラフィックス(CG)で再現する拡張現実(AR)アプリ「西播磨の山城へGO」が、このほど完成した。第1弾は同県佐用町平福の「利神(りかん)城」。現地でスマートフォンなどをかざすと、石垣や本丸の御殿、西播磨では珍しいとされる天守が画面に表示され、在りし日の雄姿に思いをはせることができる。(勝浦美香)

 城跡を観光振興に生かそうと、西播磨県民局が展開する「山城復活プロジェクト」の一環。アプリは、同県民局や地元市町、関係団体などでつくる西播磨ツーリズム振興協議会が発表した。今後は地域の代表的な山城を順次取り上げ、本年度は感状山(かんじょうさん)城(相生市)、篠の丸城(宍粟市)の追加を予定している。

 アプリ開発を担ったのは、IT関連の「ユーザックシステム」(大阪市)に勤め、城郭研究家でもある本岡勇一さん。利神山の頂上に位置する利神城は石垣しか残っておらず、同じく城郭研究家の木内内則(ただのり)さん(神戸市北区)が手掛けた復元図を参考に完成させた。

 現地でアプリを起動すると、立体化された城のCGを360度さまざまな角度から楽しめるほか、指定スポットを訪れると、限定画像を手に入れることもできる。

 利神城は現在、修復作業や登山道整備のため近づくことができない。本岡さんは「山には登れなくても、このアプリを使って城巡りを楽しんでもらえたら」と話す。

 地元住民や観光ガイドらを対象にしたお披露目会も開かれ、参加者たちはスマホに映し出される城の姿に大喜び。地元で観光案内ができる人材を増やそうと「利神城跡ガイド協会」を立ち上げ、勉強会を開く春名政男さん(70)は「山に登れないのを我慢している観光客も多いので、楽しみ方が増えてよかった。観光ガイドにも活用させてもらう」と声を弾ませた。

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