西播

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負傷した小林さんに気付いて救急搬送を依頼した山村敏夫さん。順調な回復を知り、笑顔を見せた=宍粟市内
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負傷した小林さんに気付いて救急搬送を依頼した山村敏夫さん。順調な回復を知り、笑顔を見せた=宍粟市内

 山道で転倒して骨折し、身動きが取れなくなっていた兵庫県宍粟市の小林正和さん(70)を救ったのは、地元の木材会社に勤める男性だった。「命の恩人」の名前や連絡先が分からず、神戸新聞を通じて情報提供を呼び掛けたところ、現場近くに木材を搬入していた杉下木材の山村敏夫さん(51)=同市=と判明。入院中の小林さんから電話で謝意が伝えられた。(古根川淳也)

 小林さんは5月26日午後1時ごろ、同市山崎町須賀沢の里山「彩りの森」の階段で転倒。右大腿(だいたい)骨を折り、その場から動けなくなった。雨が降る中、人が通るのを待ち続けること約2時間。木材搬送用のトラックを運転していた男性がその姿に気付き、間もなく救急車で搬送された。

 小林さんは男性にお礼を言いたいと、今月4日付の本紙西播版で情報提供を求めた。その後、神戸新聞や小林さんに複数の情報が寄せられ、恩人の男性は山村さんと分かった。

 山村さんによると、この日は「彩りの森」の奥の集積場に木材を搬入するため、小林さんが転倒した現場近くを通った。搬入時にも全身泥だらけで山道に座り込んだ小林さんを見掛け、「何をしているのだろう」と思っていたという。

 10分ほどで木材を下ろし、会社に戻るため再び現場を通ると、今度は小林さんが手を振っていた。異変を察知して窓越しに声を掛けると救急車を頼まれたため、近くの宍粟消防署へ走り搬送を依頼した。

 山村さんも容体が気になっていたといい「元気そうでよかったし、感謝してもらってありがたい。これも何かの縁。退院したら会いたい」とほほ笑んだ。

 山村さんに電話で謝意を伝えた小林さんは、8月中旬ごろに退院予定だといい「優しい人柄が話し声から感じられた。直接会ってお礼を言いたい」と喜んでいた。

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