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人工羽化したアキアカネ。年500匹の目標を達成した(たつの・赤トンボを増やそう会提供)
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人工羽化したアキアカネ。年500匹の目標を達成した(たつの・赤トンボを増やそう会提供)
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 兵庫県たつの市のNPO法人「たつの・赤トンボを増やそう会」が人工羽化させたアキアカネが、今年は初めて500匹を超えた。活動13年目の今期は念願の自然羽化にも成功しており、前田清悟理事長は「一定の目標に達した。今後は羽化の数を追わず、アキアカネが育ちやすい環境づくりに力を入れたい」としている。(直江 純)

 アキアカネは赤トンボの代表種だが、全国的に数が減り、兵庫県のレッドリストでは「要注目」となっている。三木露風作詞の「赤とんぼ」の種類も、竿(さお)の先に止まる様子からアキアカネとの説が根強く支持されている。

 たつの市揖西町の休耕田を拠点に活動する同会は、2011年に初めて人工羽化に成功。16年にはイモリに幼虫を食べられるトラブルもあった。今夏は人工羽化570匹を確認したほか、人工的に作った水たまりにつがいを呼び込んで産卵させることに成功し、93匹が自然羽化した。

 アキアカネは水田などの湿地で羽化するが、同会は成育に影響が少ない農薬を実験で選定。賛同する農家に推奨している。人工飼育では幼虫の餌となるミジンコを与えるのをやめており、農地の環境に近い自家製堆肥に置き換えたため、今後は羽化数が減る可能性があるという。

 前田理事長は「最終目標はアキアカネが群れ飛ぶ光景の復活。人工飼育によらず、一般の農地でアキアカネが育つ環境を増やしていきたい」と話している。

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