西播

  • 印刷
1945~50年ごろの波賀森林鉄道(波賀元気づくりネットワーク協議会提供)
拡大
1945~50年ごろの波賀森林鉄道(波賀元気づくりネットワーク協議会提供)
波賀町で展示される国交省立山砂防事務所のディーゼル機関車(波賀元気づくりネットワーク協議会提供)
拡大
波賀町で展示される国交省立山砂防事務所のディーゼル機関車(波賀元気づくりネットワーク協議会提供)

 大正から昭和にかけて兵庫県宍粟市波賀町の林業を支えた森林鉄道の雄姿を復活させようと、同市はこのほど、国土交通省立山砂防事務所(富山県)が払い下げたトロッコ列車用の小型ディーゼル機関車の購入を決めた。車体は波賀町の各種グループでつくる「波賀元気づくりネットワーク協議会」に無償貸与し、12月にも波賀町上野のフォレストステーション波賀敷地内に展示する予定。同協議会は「いつか波賀町内の森を走らせたい」と夢を膨らませている。(古根川淳也)

 波賀町には国有林から木材を搬出するための森林鉄道が整備され、トラック輸送が主力になる1968年まで活躍。最盛期には総延長40~50キロに達した。

 立山砂防事務所は、立山連峰の常願寺川で大正末期から砂防工事を行っており、31年に開通した工事専用軌道が今も物資の運搬に使われている。森林鉄道と同様に線路幅が61センチと小型で、中古の機関車が自治体向けの競売にかけられたのを知った同協議会が、市に買い取りを求めていた。

 購入した機関車は全長3・5メートル、幅1・5メートル、高さ2メートルで、重量5トン。砂利などを運ぶ貨車1台とレールなどがセットになり、価格は16万5千円だった。現地の工場で整備した後、12月ごろに波賀まで輸送する。輸送・整備費の140万円は市が補助するが、展示場所の屋根作りや線路の設置などは同協議会が手弁当で担うという。

 同協議会は5年以内に波賀町内でこの機関車を走らせたいと夢を抱く。線路の敷設費用は自分たちで集めなければならず、運転免許や許認可の確認などハードルは多いが、同協議会森林鉄道部会長の岡本豊さん(65)は「今の若い人に林業で栄えた波賀町の歴史を伝えるためにも、ぜひ実現したい」と力を込めた。

西播の最新
もっと見る

天気(11月27日)

  • 17℃
  • 12℃
  • 40%

  • 17℃
  • 9℃
  • 70%

  • 18℃
  • 11℃
  • 40%

  • 18℃
  • 9℃
  • 40%

お知らせ