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抗菌・制菌効果を持たせた革製品のサンプル=たつの市揖保町東用
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抗菌・制菌効果を持たせた革製品のサンプル=たつの市揖保町東用
染色時に薬品を染み込ませ、効果を持続させる=たつの市揖保町東用
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染色時に薬品を染み込ませ、効果を持続させる=たつの市揖保町東用

 兵庫県たつの市揖保町東用の「ごとう製革所」が、財布などの革製品向けに抗菌・制菌機能を加えた新素材「SGレザー」を開発した。コロナ禍で高級アパレル市場が縮小し、皮革業者(タンナー)も大きな打撃を受ける。地場産業の苦境を打開しようと、後藤富男社長(42)は「付加価値をPRしたい」と意気込む。(直江 純)

 同社は、大手スポーツメーカーに野球グラブ用の牛革を納入しており「手になじむしなやかな革に自信がある」と後藤社長。自社ブランドの製品を増やそうと計画していた今年2月にコロナ禍が広がったこともあり、抗菌・制菌製品の開発に着手した。

 抗菌・制菌効果は、革の表面や内部に薬剤を染み込ませることで得られる。肺炎桿(かん)菌やメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)に対する試験では、革表面に付けた細菌数が99・9%以上減少したという。

 後藤社長は「天然素材なので薬剤を定着させるのに苦心した」と明かす。新型コロナウイルスへの効果は検証していないが、防臭効果も期待できる。消費者の清潔志向が強まると踏んだ百貨店バイヤーなどから、問い合わせも寄せられているという。

 実際に財布などに加工するのはかばんメーカー「SATO製作所」(東京都足立区)で、「SGレザー」は両社の頭文字を取った。現在はサンプル製品を作って市場の反響を探っており、後藤社長は「今後は革ジャンなど、長時間にわたって肌に触れる製品のパッチテストも進めて実用化したい」と話した。

 ごとう製革所TEL0791・67・0551

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