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暴れる獅子をなだめる「荒獅子」など九つの演目を練習する上月獅子舞保存会と地元の小中学生ら=佐用町上月
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暴れる獅子をなだめる「荒獅子」など九つの演目を練習する上月獅子舞保存会と地元の小中学生ら=佐用町上月

 兵庫県佐用町上月の上月八幡神社で毎年奉納される獅子舞の練習が、中上月公民館で始まった。新型コロナウイルスの影響で、今年は宵宮の地域巡行が中止に。18日の本宮では、保存会の大人が奉納のみ行う計画だったが、それを聞いた小中学生が「対策を取れば自分たちにもできる」と志願。13日夜、同公民館には例年より1カ月遅れで笛や太鼓の音がにぎやかに響いた。(勝浦美香)

 上月獅子舞保存会は地域の伝統を守ろうと1972年に結成され、現在は約30人で活動する。担い手不足で伝統文化の継承に苦労する地域は多いが、同保存会には若者も多く参加する。昨年からは獅子舞と一緒に踊る「唐子」役で女子児童も加わり、ますます活気づいたところだった。

 それだけに、今年の獅子舞は「大人だけで踊る」と知らされた子どもたちは納得しなかった。昨年てんぐ役を務めた上月中1年の男子生徒(13)は「大人がやるなら僕たちも踊りたい」と家族に相談。保存会とも協議し、小中学生5人の参加が決まった。

 練習では検温や換気、マスク着用などを徹底。時間も限られる中、初日は九つの演目をおさらいした。結成当時からのメンバーで、「長老」と呼ばれる垣谷和廣さん(66)と武内義信さん(64)が身ぶり手ぶりで指導し、大人たちも息を切らしながら獅子舞の動きを確かめた。

 男子生徒は「毎年この季節、地域の人に教わりながら練習するのが楽しい。コロナを理由に途切れさせたくなかった」と思いを語る。同じく上月中1年の女子生徒(12)、別の男子生徒(13)も「巡行はできなくても、踊れるのが楽しみ」と声を弾ませる。本宮の奉納は18日午前10時から。同保存会の清水啓良(ひろよし)会長(48)は「子どもらが志願して加わってくれたのは本当にうれしい。新型コロナの収束を願って舞いたい」と気合たっぷりに話した。

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