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多田周子さんが9月に開催したリモートライブ(多田さん提供)
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多田周子さんが9月に開催したリモートライブ(多田さん提供)
9年ぶりに新アルバムを出した多田周子さん
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9年ぶりに新アルバムを出した多田周子さん

 兵庫県たつの市出身の歌手多田周子さんが、9年ぶりとなるアルバム「Lycoris~彼岸花」(全7曲)を発売した。コロナ禍の緊急事態宣言で外出もままならない中で制作し、ヒガンバナが咲き誇る古里への望郷や、人と人との距離が離れてしまう切なさなどをしっとりと歌い上げている。(直江 純)

 東京を拠点に活動する多田さんは、今年3月に銀座・ヤマハホールで単独公演を予定していたが、コロナ禍で中止に。「歌手にとって人前で歌えないことがこんなにつらいことだとは思わなかった」と落胆していると、プロデューサーから「今の気持ちを歌にしないか」と提案された。

 「距離を置こうなんて 悪いJOKEと言って」

 「あれは夢じゃないわ そんな毎日だったね」

 男女の恋愛の機微をテーマにした6曲目「また、あの頃のように~CHANCE~」では、コロナ禍の前後で生じたギャップを暗に表現。歌詞は一気に書き上げた。

 収録には一苦労した。密になるスタジオ録音ができず、リモートでパートごとに作業。そんな中、タイトル曲の「Lycoris~彼岸花」だけは対面で録音できた。

 「全員そろって、熱いものがこみ上げてきました」と多田さん。歌詞には「甍(いらか)の波を見渡せる丘 赤とんぼが真っ直(す)ぐ横切る」などとあり、瓦屋根が美しい城下町や、秋を彩るヒガンバナなど故郷の風景を伸びやかに歌っている。

 9月下旬には東京、たつの市、姫路市、奄美大島の4カ所を結んでリモートライブも開いた。多田さんは「対面でも画面越しでも、人と人はつながれると実感できた」と話す。たつの市・赤とんぼ文化ホールでも来年2月に公演を予定している。

 アルバム作りには故尾崎豊さんの編曲で知られるピアニスト西本明さんらも参加した。1980円。タワーレコードなどCD店や大手通販サイトで購入できる。

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