兵庫県神河町山田、越知川沿いの山裾に「秘密の花園」のような場所がある。林に囲まれ、外から存在は分からない。真っ暗な山道を抜けた先に広がる錦の空間が「かんざきもみじ園」だ。(小林良多)
同園の敷地は山田区が所有する土地で、かつて地元の造園業者が庭木用のカエデなどを育てていた。後継ぎがなく、戦後50年近く手入れされない状態だったが、2002年に地元の小林和男さん(78)が仲間と「サークルエコもみじ」を結成して整備した。
間伐によって生き返った100本以上のモミジやカエデを静かに楽しめる。
無料。同区公民館「新生館」から徒歩5分。出入り自由。
