兵庫県宍粟市一宮町森添の御形(みかた)神社にこのほど、来年の干支(えと)「丑(うし)」にちなみ、牛を描いた巨大絵馬が掛けられた。進藤千秋宮司(72)は「牛の歩みのようにゆっくりでいいので、着実にコロナが退散していけば」と願いを込めた。
地域のまちおこしに協力しようと、同神社が1981年の酉(とり)年から続ける取り組み。本殿前の舞台の壁に、幅7・2メートル、高さ4・5メートルの絵馬を掲げた。
コロナ禍で、同神社がある一宮町北部地域でも住民の警戒心が強まっているという。進藤宮司は「明るいニュースで元気が出る1年になってほしい」と話していた。
年始の初詣は、境内に人が滞留しないよう分散を呼び掛けている。同神社TEL0790・74・0013
(古根川淳也)
