2024年パリ五輪の種目採用が正式に決まった「ブレイクダンス」の普及イベント「ザ・ブレイキン タツノ」が19日、兵庫県たつの市の赤とんぼ文化ホールで始まった。全日本選手権男子王者の半井(なからい)重幸選手(18)らが模範演技で華麗な技を披露した。
播州ストリートダンス協会(同県姫路市)が主催した。ブレイクダンスはヒップホップ文化として発展。18年ユース五輪で競技として初実施され、半井選手は銅メダルを獲得するなど世界トップレベルで活躍している。
会場では、西播磨の幼児から高校生までのダンス発表会に続いて、競技団体幹部が「大がかりな設備がいらない」などと競技の魅力を解説。半井選手は「パリで金メダルを取ります」と宣言し、床に手や頭を付けて体を浮かせ、連続回転する「パワームーブ」など激しい動きで会場を沸かせた。
東京五輪の新種目スケートボードの元強化選手、前田日菜さん(15)=同県宍粟市=の演技もあった。
イベントは20日午後1時~4時半にも開催。観覧無料。正午までに電子メールで同協会(bsda@email.plala.or.jp)に申し込む。(直江 純)
