赤穂・尾崎の歴史、子どもに分かりやすく 日本遺産の塩田を地図に

2021/01/04 05:30

尾崎の日本遺産マップなどを設置した住民ら=赤穂市尾崎

 兵庫県赤穂市尾崎、赤穂八幡宮そばの「宮前児童遊園」に日本遺産に認定された塩の歴史文化と尾崎のつながりを示す案内地図が設置された。かつて塩田が広がっていた範囲を地図上に色付けし、子どもたちにも分かりやすいよう工夫した。 関連ニュース 日本遺産PRへポストカード 赤穂城、夜の坂越湾…限定各500枚、市内の施設で無料配布 「日本遺産」万博でPRを 兵庫は全国最多9件 神戸でフォーラム 旅行業者ら参加 神子畑選鉱場跡や銀山湖など「日本遺産」自転車で走破 「南但馬グリーンライド」132人が近代遺産や自然巡る

 地元住民らでつくる「尾崎のまちを考える会」が設置。同市清水町のデザイナー「せさみ」こと益田美穂子さんが絵を描いた。縦73センチ、横103センチの3枚を作り、通学路沿いに設けた。
 益田さんは資料を参考にして塩田の広がりを現在の地図に落とし込んだ。尾崎にある日本遺産の構成文化財として尾崎のまちなみや東浜塩田水尾(みお)跡など12カ所の場所を示した。児童が考案した尾崎のキャラクター6体も描き、吹き出しで案内しているように表した。
 目木敏明会長は「塩田のあった尾崎、日本遺産に認定された赤穂を子どもたちは誇りにしてほしい」と話していた。(坂本 勝)

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