あかね色の播磨灘 陰影を縁取るカキ養殖いかだ

2021/01/31 20:45

夕焼けに染まる海でシルエットになる養殖いかだ=たつの市御津町から

 冬の柔らかな夕日が播磨灘をあかね色に染める。兵庫県たつの市御津町沿岸の山に立てば、逆光の中、カキ養殖のいかだが陰影を縁取る。 関連ニュース 年に2回だけ出現 夕焼け空にパンダ 近づくと消える…夕日を閉じ込めた街灯 夕日を食べるパックマン? 芝生広場に“出現”

 播磨灘の冬の味覚、養殖カキ。赤穂や相生に続き、近年はたつのも水揚げを伸ばしてきた。室津漁協の組合員は昨秋、港周辺の海域に約210基のいかだを設置。シーズンが終わる5月ごろまで浮かぶ。
 空気が澄む冬、日没前後は空も海も格別の色合いを見せる。連なる岬や港に帰る漁船がシルエットになり郷愁を誘う。(小林良多)

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