「5億円当選」信じる女性 信用組合と警察が必死に説得

2021/02/04 05:30

署長感謝状を受け取る竹内俊介支店長=たつの署

 特殊詐欺被害を未然に防いだとして、兵庫県警たつの署はこのほど、県信用組合新宮支店(たつの市新宮町新宮)に署長感謝状を贈った。「5億円当選」とのメールを信じてしまった高齢女性を説得した竹内俊介支店長(61)は「お役に立てて良かった」と話した。 関連ニュース 「もう職場には戻らない」8百億円大当たり女性が喜びの声 「1億円が当たる宝くじ」120万円で購入したら、送られてきたのは 若手女性巡査が“ソフト職質”で大麻発見 男が逃げなかった理由

 1月8日午後5時ごろ、70代の女性が時間外窓口のインターホンを鳴らした。用件は30分前にスマートフォンに届いた1本のメール。「5億円当選おめでとう!」というメッセージに続き、「事務手数料」として電子マネー2千円分の購入を求めていた。
 内容を確認した木下位織次長(40)と竹内支店長は繰り返し詐欺だと説明。女性はなかなか聞き入れなかったが、駆け付けた署員2人と一緒に説得して踏みとどまらせた。(直江 純)

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