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詩的な色合いや柔らかな風合いを生かした作品が並ぶ中野はるさんの和紙ちぎり絵展=市川町文化センター
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詩的な色合いや柔らかな風合いを生かした作品が並ぶ中野はるさんの和紙ちぎり絵展=市川町文化センター

 兵庫県市川町に長年住み、1950年代から「和紙のちぎり絵」を創作してきた中野はるさん(1918~2009年)の作品展が21日、同町西川辺の町文化センターで始まった。和紙の風合いを生かした静物や風景、抽象画など約100点が並ぶ。25日まで。(吉本晃司)

 中野さんは北海道出身。戦前に神戸へ移住し、1944年には市川町へ疎開した。教諭として市川高校に勤めながら和紙のちぎり絵を全国に普及させ、89年には県文化功労者賞を受賞。91歳で逝去するまで、半世紀以上にわたって創作に打ち込んだ。同センターは寄贈を受けた作品約270点を収蔵しており、開館20周年記念事業として今回の特別展を企画した。

 指でちぎった和紙は周囲がけば立ち、柔らかな輪郭に仕上がった作品はほのぼのとした印象を与える。薄くはがした和紙を何層も重ね、油彩や水彩では描けない詩的な色あいを生んだ傑作も。ほかに、花や果物を取り上げた静物画や国内外の風景画、「よろこび」「かなしみ」と題した抽象画も並ぶ。

 同センターの広畑一浩館長は「一度に100点もの作品を見られる機会はない。和紙ちぎり絵の先駆者が市川にいたことを知ってほしい」と話している。

 午前9時~午後5時。無料。同センターTEL0790・26・0969

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