赤穂市が大規模会場を独自開設 ワクチン接種の遅れ、挽回目指す

2021/06/15 05:30

赤穂市役所=赤穂市加里屋

 新型コロナウイルスワクチンの65歳以上への接種ペースが遅れている兵庫県赤穂市は14日、7月末の接種完了を目指し、大規模接種会場を独自に開設する方針を示した。集団接種で7月12日以降の1回目予約者を対象に、大規模会場への変更通知を郵送。指定した日時に大規模会場で受けてもらう。医療機関での個別接種も市医師会に依頼する。 関連ニュース 竹馬、八艘跳び…見事な技に園児ら歓声 伝統芸能・猿回し、幼稚園など巡り公演 姫路のNPO <播磨びと>和の伝統美、発信続ける 庭園研究家・青木清輝さん(65) <#北はりま>親が体験語れる居場所を 不登校の子らの親の会「あんりゅ」代表・岡本智恵美さん(63)

 市は5月下旬に市内3会場で集団接種を始めたが、7月末の2回接種率見込みが姫路・西播磨5市6町で唯一50%を割り込むことが本紙報道で判明。市民からも苦情が相次ぎ、挽回に向けて大幅な方針変更を決めた。14日の市議会民生生活委員会で藤本大祐副市長は「遅きに失したかもしれないが、他の自治体に追い付きたい」と説明した。
 大規模会場は市内の民間施設を7月から使うことで内諾を得た。予約の変更通知は早急に郵送する。日程の都合が悪ければ、集団接種枠で調整する。コールセンターTEL0120・704・707
(坂本 勝)

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