相生市2カ所に小型気象観測装置 データは無料アプリで閲覧可能
2021/07/01 05:30
相生市役所屋上に設けられた小型気象観測装置「POTEKA」=相生市旭
兵庫県相生市は市内2カ所に、小型気象観測装置を設けた。沿岸部の市役所と北部の矢野小学校の屋上で、気温や湿度、雨量、気圧などを計測し、市民は無料の専用アプリでデータを閲覧できる。これまで相生には地域気象観測システム(アメダス)がなかった。市はピンポイントで得られた気象情報を災害や熱中症対策に生かす。
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市が導入したのは、アメダスなど気象観測機器を製造する明星電気(群馬県)の高密度気象観測システム「POTEKA(ポテカ)」。縦横1メートル、高さ1・5メートルとコンパクトなためアメダスに比べて設置しやすく、コストもかからない。
市民はスマートフォンにアプリ「MYPOTEKA(マイポテカ)」をダウンロードすれば、市役所と矢野小で観測した気温や風向などをいつでも知ることができる。市の担当者は「沿岸部の南部と、山間部の北部で天候が異なることもあり、2カ所に装置を設けた」と説明。ポテカは公表している観測拠点が全国で600カ所あり、これらのデータも見られる。
市は気象情報の統計データとしても活用し、防災対策の強化につなげる。一般的に天気アプリで居住地を検索すれば、ピンポイントで天候や気温が表示されるが、「観測ポイントがない場合は推測値になる」と明星電気担当者。アメダスがない地点にポテカが設置されることで、より精度の高い観測データを得られるようになるという。
相生市危機管理課TEL0791・23・7132
(伊藤大介)