宿泊施設の料金助成キャンペーン開始 相生市が昨年に続き観光業支援

2021/07/10 05:30

キャンペーンを利用してランチを楽しむ相生市民=相生市本郷町、相生ステーションホテルアネックス

 新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた観光業を支援しようと、兵庫県相生市は昨年に続き、市民による市内宿泊施設の利用に対し、料金の最大半額を助成するキャンペーンを始めた。8月31日まで。 関連ニュース 姫路ふるさと大使の医師「故郷への恩返し」 3台目の高規格救急車寄贈 宍粟に宿泊、17施設で1人2千円割引 市が経済対策 教員の事務補助「スクール・サポート・スタッフ」が半減 学校現場の負担重く 姫路の公立校

 助成の上限は、宿泊なら中学生以上3千円、小学生以下2千円、日帰りならともに千円。グループの場合、代表者が市民ならば利用できる。連泊は初日のみ割引される。昨年度は9カ月間実施され、延べ約1万人が利用した。
 キャンペーン対象のJR相生駅近くの「相生ステーションホテルアネックス」でも、食事のみの日帰りコースが好評を得ている。6月は、緊急事態宣言解除後の10日間で計44人が利用した。
 友人と4人で訪れた女性(68)=同市=は、天ぷらや蒸しエビが並ぶ松花堂弁当を千円引きの1500円で堪能した。「おいしい料理をお得に味わえて、プチぜいたくにぴったり。次の予約をしてから帰ります」と満足げだった。(森下陽介)

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