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カヤック愛好者らと出会った関口裕樹さん(左から4人目)=5月3日、赤穂市御崎
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カヤック愛好者らと出会った関口裕樹さん(左から4人目)=5月3日、赤穂市御崎
唐船海岸を再訪した関口さん
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唐船海岸を再訪した関口さん

 ロシア・東シベリアのバイカル湖を凍結した厳冬期に徒歩で単独縦断した冒険家関口裕樹(ゆうき)さん(34)=山形市=が兵庫県赤穂市を訪れ、NPO法人「赤穂里うみカヤックス」のカヤック愛好者らと唐船(からせん)海岸(同市御崎)で交流している。5月にカヤックをこいで同海岸に上陸。メンバーと知り合ったのを機に赤穂を再訪した。島々が点在する瀬戸内海の美しさに引かれ、今回は小豆島周辺を巡る計画だ。(坂本 勝)

 関口さんは高校卒業後、就職せずに冒険の道へ。18歳の時、歩いて日本を縦断し、極地や砂漠の人力踏破にも挑戦。今年2~3月には約100キロの装備をそりに載せ、凍ったバイカル湖約650キロを歩き通した。昨年には、アフガニスタンで人道支援に尽くした中村哲さんも過去に受賞したモンベル・チャレンジ・アワードを受けた。

 カヤックは和歌山県湯浅町で、プロガイドの平田毅(つよし)さんから手ほどきを受けた。組み立て式のカヤックで4月下旬に初めて湯浅湾から外海へ。大阪湾沿いは車を使い、須磨海岸からまたカヤックをこいだ。5月初め、強風に見舞われて唐船海岸に上陸した際、同NPO法人の山口晴康さん(60)=同市=に話し掛けられた。

 関口さんのカヤックの師平田さんと山口さんとは、瀬戸内海を1週間こぎ続ける「瀬戸内カヤック横断隊」の隊員同士。平田さんがフェイスブックで「冒険家の関口くんが湯浅から旅立ち、瀬戸内へ」と紹介していたのを山口さんは記憶しており、奇遇に驚いた。

 関口さんは、春は山形でサクランボの収穫、秋冬は和歌山で有田ミカンの収穫に従事し、年明けの厳冬期にアラスカや極地へと向かっている。5月に赤穂へ到着したのもバイカル湖縦断の直後だった。

 今回は唐船海岸からカヤックで出発。10日間の日程で瀬戸内の島々を巡る。来年2月ごろには、北欧先住民のサーミ人が暮らすラップランドの北極圏単独徒歩行を計画する。カヤックを持ち込んでの極地探検も「いずれはやりたい」と意欲を見せる。「赤穂は湯浅湾に次ぐカヤックの第二の古里。瀬戸内カヤック横断隊の出発・到着地になった赤穂と縁ができ、運命を感じる」と話す。

 天候を見極めて近日中に唐船海岸を出発する予定。

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