秋染めるヒガンバナ、原風景に彩り 各所で住民らが手入れ 佐用、赤穂
2021/09/28 05:30
佐用町・下石井八幡神社の大鳥居周辺を赤く染めるヒガンバナ=同町下石井
兵庫県の西播磨各地でヒガンバナが見頃を迎えている。一帯を赤く染める花は爽やかな秋空に映え、原風景に彩りを添えている。
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佐用町下石井、下石井八幡神社の御旅所(おたびしょ)である大鳥居周辺はスポットの一つ。本殿からは約400メートル南西の国道373号沿いにあり、周辺の丘を覆うように咲き誇る。
近くの大船集落の住民らが手入れをしており、風に揺れる姿は、どこかはかなくも美しい。会員制交流サイト(SNS)でも人気の撮影場所となりつつあり、夕日や星空と一緒に写そうと、今年も写真愛好家らが訪れている。
同神社では10月3日に秋祭りを催すが、御旅所での獅子舞奉納は新型コロナウイルスの影響で中止に。安藤直彦宮司(74)は「残念だが、ヒガンバナの咲く風景を見て秋を楽しんでほしい」と話している。
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赤穂市有年原の県指定史跡「有年原・田中遺跡」周辺では用水路沿いに咲き並び、通り掛かった人たちの目を楽しませている。
有年地区は、ヒガンバナの別称・シブラにちなんで「しぶらの里」とも呼ばれる。ただ、かつてに比べるとその数は少なく、住民グループ「うね地区まちおこし隊」が植栽を計画。2020年夏、同遺跡公園西側の用水路沿いに植えたのに続き、今年の夏は東有年・沖田遺跡公園にも範囲を広げ、地元の児童や保護者らと共に植え付けた。
同グループはヒガンバナの咲き具合などをインスタグラムで発信。10月31日に有年地区で開かれる「ありなしバザール」の情報も伝えている。(勝浦美香、坂本 勝)