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三木露風直筆の手紙などが並ぶ会場=霞城館
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三木露風直筆の手紙などが並ぶ会場=霞城館
禁酒運動のビラを配る碧川かた(右)(鳥取県立博物館蔵)
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禁酒運動のビラを配る碧川かた(右)(鳥取県立博物館蔵)
撮影所に息子の碧川道夫(右)を訪ねた晩年のかた(鳥取県立博物館蔵)
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撮影所に息子の碧川道夫(右)を訪ねた晩年のかた(鳥取県立博物館蔵)

 兵庫県たつの市出身の詩人・三木露風の母、碧川(みどりかわ)かた(1872~1962年)に焦点を当てた企画展が、たつの市龍野町上霞城の霞城館で開かれている。露風を産んだ後に夫と離縁し、自立した女性として権利向上を訴えた情熱的な生涯をパネルや書簡などで紹介している。17日まで。(直江 純)

 露風の代表作「赤とんぼ」の完成から今年で100年となるのを記念し、「赤とんぼの母 碧川かた展」と題して企画された。

 かたは鳥取藩家老の家系に生まれた。1888年、当時の龍野町長・三木制(すさむ)の次男節次郎と結婚し、露風(本名・操)ら男児2人を産んだが、夫の遊興や金銭問題が原因で露風が6歳の時に離婚した。

 その後、上京して帝大付属看護婦養成所に入り「職業婦人」として自立。ジャーナリストの碧川企救男(きくお)と再婚し、市川房枝らとも交流しながら女性参政権獲得などの社会運動家として活躍した。

 会場では、霞城館の所蔵資料で、露風がかたに宛てた手紙の実物などを展示。戦後間もない時期の書簡には、かたの食糧事情や、露風の異父弟にあたる碧川道夫の健康を気遣う心情などが記されている。

 道夫は映画カメラマンとして活躍し、1964年の東京五輪公式記録映画では、市川崑監督の下で技術監督を務めた。晩年のかたが、撮影所の道夫を訪ねた際の記念写真もパネルで展示している。

 午前9時半~午後5時。月曜休館。入館料は一般200円。霞城館TEL0791・63・2900

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