衆院選・兵庫12区 立候補者の第一声
2021/10/20 05:30
国会議事堂(資料写真)=東京都千代田区永田町1
(上から届け出順)
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■日本の農業を守りたい 池畑浩太朗氏(47)維・新
赤穂市で選挙のあいさつをさせてもらうのは2回目。この4年間、皆さんに支えてもらったから再びこの場に立つことができた。今回は、大臣に勝ってこの地域を変えたい。
国会議員として地域を知り、その課題を国政に届けるという活動をするために、10月6日に日本維新の会から公認をもらった。無所属で戦ってきた中で悩みもあったが、ライフワークである農業政策で、維新の考える政策と合致する部分があった。
農業者への戸別所得補償制度もあるが、一生懸命頑張る農家に手当を設ける。日本の農業が滅びると、国が滅びる。そういった信念を持って活動する維新に賛同した。
一番優先したいのは、産業としてご飯を食べていける農家を増やすこと。国からの予算は、自民党とは違う形で分配する。地域の課題を知らなければ、適材適所に資金を配ることはできない。
私は今47歳。若いと言われるが、年下の世代はもちろん、大先輩の方々も夢を持って新しい活動ができる国にしたい。(まとめ・勝浦美香)
■中間層育て格差なくす 山口壮氏(67)自・前=公推薦
26年前(に外務省を辞めて)から山あり谷あり。紆余(うよ)曲折の中、皆さまに支えてもらい、環境大臣を任された。粉骨砕身、さらに精進を重ねる。今回の選挙を岸田文雄総理は「未来選択選挙」と位置付けた。難しい時代だからこそ、未来を創り出せる候補に任せてほしい。
部落差別解消推進法や、安全運転サポート車(サポカー)に限って運転できる限定免許の創設にも関わった。霞が関を隅から隅まで分かっていて役所を動かせるのは私だ。
イノベーション(技術革新)を進めることで仕事を行き渡らせ、中間層を育て、格差をなくす。コロナ禍で困っている人への給付金も実現する。将来の働き手や年金、医療、介護、子育ての仕組みに支障が出ないようにイノベーションが必要だ。
安全保障を米国に頼り、日本は経済を中心に考える戦後の吉田(茂首相)路線は成功したが、今の米国は自分のことで精いっぱい。吉田路線を超える戦略をつないでいく。環境問題に国境なし。国家戦略実現に障害が出ても初心を忘れず、全力で頑張る。(まとめ・坂本 勝)
■公助中心の政治に変換 酒井孝典氏(61)立・新
暮らしやすく、命を大切にする日本にしたい。西播磨は過疎化で中山間地が荒れている。農業を6次産業化し、若者の雇用を生まなくてはならない。コロナワクチンも政府は外国頼み。国内を大事にすべきだ。
コロナ禍では、大阪府の吉村洋文知事と安倍晋三元首相が「(緊急事態宣言を)1週間早く解除して経済を活性化する」と言って、結果はどうなったか。患者数が増え、病院に入れず亡くなった人が多い。それは自己責任だろうか。自助ばかりを強調するのは政治の責任放棄だ。公助中心の政治に変えたい。
コンビニ加盟店を経営してきた。「事業者」とは名ばかりの零細だ。日本の企業の99・7%は中小企業。自民党も人気取りなのか最低賃金を上げると言うが、個人事業主が人件費に耐えられる支援が必要だ。
私の妻は筋ジストロフィーで寝たきりになり、2年前に亡くなった。娘は献身的に介護してくれたが「ヤングケアラー」の犠牲者だ。寝たきりの人の家族や障害者が普通に生活できる、福祉のしっかりした世の中にしたい。(まとめ・直江 純)
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