衆院選・兵庫12区 立候補者に聞く 池畑浩太朗氏(47)維・新
2021/10/22 05:30
池畑浩太朗氏
■住民と国の橋渡し役を
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-10月上旬に維新の公認を受けた
「維新のオファーは前々からあったが、無所属で戦うつもりで断っていた。だが、さまざまなデータを見て無所属での当選は難しいと判断し、公認を受けようと決意した。支援者からはお叱りを受けたが、小選挙区で勝つには公認を受けるしかないと説明した。維新の教育無償化や農業政策には私の思いと通じるものがある」
-選挙区の課題は
「12区は地域が広く、それぞれ異なる課題がある。農林水産関係は多くのエリアに共通する課題だが、例えば鉄道がない宍粟市には公共交通の問題があり、市川町には下水道整備といった公共設備の遅れがある。地域をくまなく回り、住民らの悩み事などを丁寧にすくい上げる必要がある」
-新型コロナウイルス対策は
「私も焼き肉店を経営しているので、コロナ禍で大変な目に遭った。緊急事態宣言などでは飲食業が狙い撃ちにされ、そのつらさを身に染みて感じた。政府が十分な補償をしなければ、安心して生活することができない。コロナ禍の体験を生かして対策を提言していきたい」
-どんな政治家を目指すか
「国会議員の仕事は地域の声を国に届けること。各地域の異なる課題に対し、解決策を示せる国の窓口を紹介する。究極の御用聞きとなり、住民と国との橋渡し役を担う」(聞き手・村上晃宏、勝浦美香)
【メモ】池畑浩太朗(いけはた・こうたろう) 1974年、東京都港区生まれ。岡山県立農業大学校を卒業し、農業高校の教員を9年間務めた。祖父(故人)が元衆院議員で、国会議事録などを読んで政治家に興味を持った。趣味は自転車や農業。田中角栄元首相を尊敬する。
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