「恋人の聖地」巡ろう　優待マップを改訂「認定書」提示で特典　赤穂

　民間団体から「恋人の聖地」に認定されている兵庫県赤穂市御崎など、市内でのカップル周遊を促そうと、赤穂雲火焼展示館「桃井ミュージアム」（同市御崎）が「赤穂まち歩き優待マップ」を改訂した。別途発行する「恋人認定書」を掲載店舗などで示せば、割引サービスなどの特典を受けられる。対象は６０カ所で、改訂前の約４倍に増えた。（坂本　勝） 関連ニュース 着物姿で出石巡りを　女性呉服店主３人がまち歩き企画 高砂で「まちあるきツアー」　甲南女子大生ら、地域巡って魅力発掘 新型コロナワクチン３回目接種　兵庫県設置の大規模会場で始まる

　マップは市の助成を受け、２０２０年度に続いて作った。同館の庭には「縁結びの松」があり、昨年の大みそかには、特設舞台で能のめでたい演目「高砂」などが演じられた。また、縁結びの神様として知られる伊和都比売（いわつひめ）神社（同市御崎）の鳥居東側には「恋人の聖地」の記念碑がある。
　特典を受けるのに必要となる恋人認定書は、桃井ミュージアム▽赤穂観光協会▽奥藤酒造▽坂越浦会所－の４カ所で交付している。砂時計で８秒を計る間、互いに指を絡ませる「恋人つなぎ」をするか、見つめ合うともらえる。
　マップ掲載店は、赤穂・御崎・坂越の３地区に広がった。桃井ミュージアム（ＴＥＬ０７９１・５６・９９３３）は写真共有アプリ「インスタグラム」で赤穂の思い出写真も募っている。「#赤穂まち歩き」のハッシュタグ（検索目印）で投稿すると、抽選で年４回、各３人に特産品など「赤穂のいいもの」が当たる。
　　　　◇
　赤穂市御崎の無料駐車場には、周辺のお薦めスポットを紹介するイラスト入り看板もお目見えした。赤穂観光協会が各店舗に広告料を募って設置。「日本の夕陽（ゆうひ）百選」にも選ばれている御崎の見どころをイラストレーターの益田美穂子さん（同市清水町）が描き、散策のモデルコースや施設連絡先も分かりやすく案内している。