ワクチン3回目接種 5会場でモデルナに変更 赤穂市
2022/02/01 05:30
神戸新聞NEXT
兵庫県赤穂市は新型コロナウイルスワクチンの3回目接種で、赤穂市民病院▽同有年診療所▽同高雄診療所▽同福浦診療所▽赤穂中央病院-の5会場で使用するワクチンを、米ファイザー製から米モデルナ製に切り替える。国からのファイザー供給量が少なく、在庫がなくなる恐れがあるのが理由。対象となるのは1日午前9時からの予約受け付け分以降で、実際の接種は16日からとなる。
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3回目接種は市内26医療機関で実施。モデルナ製はこれまで赤穂すこやかセンターでのみ使っていた。16日以降、接種するワクチンはモデルナ製が7割、ファイザー製は3割となり、逆転する。
市によると、65歳以上の1、2回目接種はファイザー製が99・64%と圧倒的に多く、モデルナ製はわずか0・36%。3回目については1月27日時点で約4500人が予約を済ませているが、ファイザー接種会場では90%の枠が埋まる一方、モデルナ接種会場は32%にとどまっている。
別のワクチンを打つ交互接種の方が抗体量が増えるとのデータもあるが、ファイザーを続けて望む人が多い。牟礼正稔市長は「私自身、3回目はモデルナ製を打つ」と話した。(坂本 勝)