山あいの暮らし神河・長谷地区の今（中） 高齢化、切実な後継者確保

2022/6/23 15:30神戸新聞NEXT

住民たちが設営したテントが並ぶ犬見川ほたる祭り会場。多くの来場者でにぎわった＝神河町長谷

　砥峰（とのみね）高原など、険しい山々に囲まれ、九つの集落が点在する兵庫県神河町長谷（はせ）地区。全国の中山間地域と同じように人口減少が進む。全世帯が出資して株式会社長谷を設立して１５年、この間に住民は３割も減った。祭りや行政サービス、鉄道など暮らしの基盤維持に踏ん張るが、高齢化による社会構造の変化で、地域を支える活動の担い手不足に直面している。（段　貴則）

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