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「模擬選挙を通じ、現代社会を知りたいという欲求を生徒から感じる」と福田さん=尼崎市長洲中通2
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「模擬選挙を通じ、現代社会を知りたいという欲求を生徒から感じる」と福田さん=尼崎市長洲中通2

 19歳以下の若者が、国政・地方選挙と同時期に“一票”を投じる「未成年模擬選挙」が全国で広がっている。現役の教師やNPO関係者らでつくる模擬選挙推進ネットワークが展開。三田市では未実施(同ネット調べ)というが、政治参加意識を醸成し「未来の有権者」を育てる取り組みは注目される。過去3回実施した尼崎小田高校の主幹教諭、福田秀志さん(54)に聞いた。(溝田幸弘)

 模擬選挙は、政治を自身に関わる問題ととらえ、選挙権を得た時の選択に生かす狙いがある。過去12年で小学校から大学までのべ180校の5万人以上が参加。昨年の参院選では34校が参加し、1万1230票を投じた。今回の衆院選も約30校で実施される予定だ。

 昨年の参院選に際し、尼崎小田高では政治経済の授業の一環で実施し、3年生約120人が参加した。選挙区と比例代表の立候補者・政党について新聞記事などで資料を作成。4人ずつに分かれて計3回議論した。

 予断を持たせないよう、教師は口を挟まない。教室には実際の選挙ポスターを貼った。衆参ねじれ解消の是非など、生徒たちは意見を交わした。投開票日(7月21日)に先立ち、19日に事前投票を行い、22日に開票。結果は、実際の投票結果と大きな差はなかったという。

 模擬選挙の狙いを、福田さんは「社会に参画する力を育むこと」と語る。「私たちの生活は、どこかで必ず政治とつながる。自分と社会の接点はどこかを考えれば、政治に目が向く」とも。

 近年、若年層の投票率の低さが指摘され、突然の解散となった今回も投票率低下が懸念される。福田さんは「棄権する人は、政治を自分の問題ととらえていない」と指摘。各地の学校に模擬選挙が広がることで「社会を変えるきっかけになるかもしれない」と話す。

 今回の衆院選では、3年生のほか1年生のクラスでも模擬選挙に取り組む予定だ。

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