兵庫県議選のニュース
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 4月3日に兵庫県議選の告示が迫る中、県議会は20日、4年間の任期最後となる定例会本会議を開き、閉会した。昨年夏以降、政務活動費(政活費)の不適切支出問題で揺れた県議会。引退する議員が議場を去る一方、県議選に立候補を予定する議員は表情を引き締め、選挙ムードが高まった。(永田憲亮、岡西篤志)

 本会議は午前11時に始まり、約1時間で終了。梶谷忠修議長は閉会にあたり「立候補される方々が再び、この議場で相まみえることを祈念する」とあいさつ。勇退や首長選に転じる13人の議員は拍手で送られ、議場を後にした。ほかの議員は退出の際、議場に一礼。自分の名前が記された議場の立て札をカメラで写し、名残を惜しむ姿もあった。

 野々村竜太郎元県議の「号泣会見」に端を発した一連の政活費問題では、議会の内部調査などで33人と1会派に不適切支出が判明。約9カ月間で条例や内規を改正し、支出のルールを見直した。

 ただ、信頼回復をかけた今回の県議選は有権者の厳しい視線が予想され、閉会後の議員の表情には緊張感が漂った。激戦が予想される選挙区の中堅議員は「気持ちを完全に選挙モードに切り替えた。実績をしっかりと訴える」と話し、早速、地元での各種団体との会合に足を運んだ。

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 県議会は同日、2015年度に予算執行の一部を繰り越すことに伴う14年度補正予算案など9件を可決。人事案件では、収用委員会委員に不動産鑑定士の長谷川豊文氏(60)を新たに選任し、現委員の西村良二氏(66)の再任に同意した。阪神・淡路大震災で被災者に貸し付けられた災害援護資金の返済免除対象を拡大するよう国に求めるなどの意見書8件も採択した。

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