神戸市議選のニュース
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候補者の当選に沸く支援者ら=神戸市内
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候補者の当選に沸く支援者ら=神戸市内
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 12日に投開票された神戸市議選(定数69)は、立候補した現職63人のうち52人が手堅く当選する一方、元職・新人では43人中17人が議席を獲得した。初参戦した維新の党が現有1議席から10議席に増やすなど「変化」への期待感も示されたが、投票率は過去最低の前回からさらに0・49ポイント下がり、41・55%に落ち込んだ。市民の無関心が深刻化する中、市議会が果たすべき役割とは何なのか。重い課題を背負い、新たな任期が6月に始まる。

 今回の市議選には維新の党と地域政党・神戸志民党が初めて候補者を擁立。新勢力の戦いも焦点となったが、結果は大きく明暗を分けた。

 大阪に続く関西の拠点として、兵庫での勢力拡大を狙った維新は、全9選挙区に計10人を擁立し、全員当選の大躍進。兵庫区を除く8選挙区で上位3人までに入った。

 一方、志民は垂水区の現職1人が激戦を勝ち抜いたものの、残る現職、新人計10人は知名度不足などが響き、いずれも議席に届かなかった。

 維新とともに躍進ぶりが目立ったのが共産党。9議席から、新人4人を含め12人全員が当選を果たした。複数議席の獲得を狙って東灘、北、垂水区で2人ずつ候補を立てた戦略が功を奏した。

 “市長与党”の自民党、民主党、公明党の中でも差が出た。

 改選前に22議席だった自民は、高い政権支持率を背景に推薦を含め27人を立てたが、当選したのは現職18人と、灘区と北区の新人2人の計20人。保守票が分散した影響とみられる。

 民主は候補者数を前回の21人(推薦含む)から14人にまで絞り込み、現職9人と、灘区の新人1人が当選。改選前から3議席減らした。また、兵庫区では新人の落選で党の議席がなくなり、東灘区、長田区とともに空白区となった。

 公明は引退する現職の後継となる北区の新人1人を含め12人全員が当選し、現有議席を守った。

 ほかに、新世代こうべは現職1人が当選。新社会党の現職2人は着実に支持層をまとめて議席を堅持した。

 無所属では、政党推薦を受けずに立候補した14人のうち、会派「住民投票☆市民力」の現職1人が当選したのみ。残る候補者は涙をのんだ。

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