兵庫県知事選
6月15日告示 7月2日投開票
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勝谷誠彦氏
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勝谷誠彦氏
井戸敏三氏
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井戸敏三氏
津川知久氏
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津川知久氏
中川暢三氏
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中川暢三氏

 ネットの普及に伴い、候補者の印象とそのマネジメントが重要な選挙戦術になりつつある。イメージカラーもその一つ。昨夏の東京都知事選では小池百合子知事の「百合子グリーン」が多くの有権者らの共感を集めた。中盤戦に入った兵庫県知事選(7月2日投開票)でも4陣営ともシンボルカラーを設定し、Tシャツやのぼり、選挙カーに取り入れるなど、他候補との差別化に腐心する。色に込めた思いは有権者に届くか。

▽拉致被害者救出訴え 勝谷氏「青」

 青色を選んだ新人のコラムニスト勝谷誠彦(まさひこ)氏(56)は、選挙戦を「蒼(あお)の革命」と呼ぶ。県旗の色であり、北朝鮮による拉致被害者救出活動のシンボル「ブルーリボン」にもちなんだという。拉致問題解決へ「知事ができることは限られるかもしれないが、言い続けることはできる」と訴える。

▽故郷思う豊かな自然 井戸氏「緑」

 現職の井戸敏三氏(71)は初当選した2001年から、事務所の看板やスタッフのTシャツなどを緑色でそろえている。緑は井戸氏の出身地、新宮町(現たつの市)の豊かな自然をイメージした色。「新しく生まれ変わる爽やかな新緑のように、新しい兵庫に挑戦するという気持ちで臨みたい」と陣営幹部は意気込む。

▽県民に優しく温かく 津川氏「オレンジ」

 現職との違いが引き立つようにと、新人で元兵庫労連議長の津川知久(ともひさ)氏(66)はオレンジ色を基調としたポロシャツやのぼり、政策ビラを用意した。「県民に優しく、温かさを象徴する色。暮らしが生き生きと輝くようにしたいとの思いを込めた」と陣営。津川氏自身も、支援者から贈られるなどしたオレンジ色のネクタイで街頭に立つ。

▽30~40代女性に照準 中川氏「ティファニーブルー」

 今回で9度目の選挙となる新人の前加西市長、中川暢三(ちょうぞう)氏(61)。これまで水色を使うことが多かったが、今回は30~40代の女性に注目してもらおうと、宝石ブランドのイメージカラーである明るい水色「ティファニーブルー」を選んだ。「兵庫県の山からせせらぎが生まれ、“中川”になり、海へ流れる」と、自身の名字とイメージ戦略を掛け合わせた。

 有権者に同じ色を身に着けて演説へ訪れるよう呼び掛ける陣営も多く、神戸松蔭女子学院大学ファッション・ハウジングデザイン学科(神戸市灘区)の徳山孝子教授(服飾文化)は「同じ色をまとうのは一種のコミュニケーション。候補者と陣営、有権者の間に『一緒に兵庫県をよくする』という仲間意識や一体感を演出できる」とする。

 さらに「直接的な言葉だけでなく色に乗せて思いを伝えることは、日本のえん曲的な表現と合っていて効果的だろう」と分析している。

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