兵庫県知事選
6月15日告示 7月2日投開票
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街頭で候補者の演説を聞く有権者ら=神戸市内
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街頭で候補者の演説を聞く有権者ら=神戸市内

 大詰めを迎えた兵庫県知事選。2日の投開票を前に、選挙カーが駆け抜ける街で、人口減や高齢化に悩む集落で、有権者に聞いた。1票に何を託しますか?

 知事選投票率が、前々回、前回ともに県内市町で最低だった尼崎市。男性(78)=同市=は「兵庫の魅力を全国発信できる候補の背中を押したい」。

 最も関心を寄せるのは、候補者の「人望」。思い描く知事像として「公平な立場で誠実に政治をする人」を挙げる。「県が主導し、経済や観光、教育の面で、関西を首都圏に負けない地域にしてほしい」と願う。

 子育て世代は-。神戸市須磨区にある商業施設。買い物に来た近くのパート従業員の女性(39)は「教育、子育てに力を入れる人に入れたい」と話す。中高一貫教育の推進、医療費無料化…。実現してほしい課題は多い。

 子ども3人を育て、須磨区を「住みやすい街」と感じるが、将来的に20~30代の女性が大幅減少することから「消滅可能性都市」に挙げられている。「教育に力を入れないと、若い世代が離れて、地域が衰退してしまう」と街の将来も1票に託す。

 「共働きだから保育園に入れないと困る」。1歳の次女がおり、育児休業中の女性会社員(32)=明石市=は希望通りに職場復帰できるか気をもむ。

 明石は認可保育所などに入れない待機児童が県内最多。知事選は、子育て関連の訴えに耳を傾けた。1票を投じるのは「一つずつ着実に子育て政策を進めてくれる候補」と決めている。

■人口減少悩む地域 「住民、民間の力活用を」 

 県土が広い兵庫。都市部と違う視点で、1票を託す候補を探す有権者もいる。

 人口減少が進む県北部の香美町。移住促進に取り組むNPO法人「TUKULU」の理事長松岡大悟さん(43)=同町=は「県政との距離感が遠い。候補者があまり来ないことにも不満はない」と語る。

 地方活性化が課題だが、行政ではなく住民が主導するべきと考える。「知事には民間の力を使って何ができるかを考えてほしい」

 市町別高齢化率が県内最高の佐用町(39・3%)。梅内克敏・町観光協会長(69)は「人口減と高齢化対策こそが切実な課題」と、知事選に注目してきた。

 空き家を利用した都市住民の移住策など、根付きつつある施策はある。一方で若者が地元を離れ、まちの将来像を描くのは難しい。

 今回の知事選はいつもより選挙カーが佐用に入り、集会も開かれているように感じる。「人口減対策に特効薬はない。地元との信頼関係を大事にする人を選びたい」と話した。

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