兵庫県知事選
6月15日告示 7月2日投開票
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トレードマークのサングラス姿で、支援者のねぎらいに応える勝谷誠彦氏=2日午後8時36分、神戸市中央区小野柄通6(撮影・風斗雅博)
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トレードマークのサングラス姿で、支援者のねぎらいに応える勝谷誠彦氏=2日午後8時36分、神戸市中央区小野柄通6(撮影・風斗雅博)

 無所属新人の勝谷誠彦(まさひこ)氏(56)は、5期目を狙う現職井戸敏三氏(71)の多選批判を展開。テレビ出演による高い知名度を生かし、現県政に不満を持つ有権者の心をつかんで善戦したが、及ばなかった。(小林伸哉、金 慶順)

 吉報が届くと信じ、事務所とは別に借りた神戸・三宮のレストラン。午後8時すぎ、落選確実の報道を知った支持者から「えー」「あかんやん」と落胆の声が漏れた。

 約30分後、トレードマークのサングラス姿で現れた勝谷氏は「あー、楽しかった」と第一声。期待ほど伸びなかった投票率について報道陣が質問すると「一番切ないです。力がなかった」と声を落とした。一方で、現職5選の結果には「20年かよ、よくそんな選択したな」と不満をあらわにした。4年後の再挑戦は「ありません」と即答した。

 「4期16年間の閉塞(へいそく)感がある」-。勝谷氏は告示の直前から、多選批判のトーンを一気に強めた。

 有権者の反応は、電話調査や会員制交流サイト(SNS)の分析で細かく把握。「多選批判は根強い」とみると、告示直後に「さすがに5期20年は長過ぎるでしょ!」と現職の“弱点”をビラやメールマガジンで突いた。

 4月から重ねた電話調査は計4回。支持率は上昇を続け、3回目は勝谷氏が井戸氏をわずかに上回った。「勝てるかもしれない」。陣営は色めき立った。

 しかし、4回目の調査では伸び悩み、井戸氏に突き放された。陣営関係者は「持ち前の毒舌が災いした」とみる。街頭で井戸氏を「71歳のおっさんでええんですか」「ただの天下り」などと激しく批判する姿に、「かえって女性の支持が離れた」。有権者からも「もっと政策を聞きたい」との苦情が届いた。

 最終盤には新たなビラを作り、女性を意識して教育や子育て支援の訴えを強めた。県内全41市町を巡った見聞を基に「兵庫は魅力がいっぱい。発信力に自信がある」と、コラムニストとして培った強みもアピール。しかし、井戸陣営から「施策に大きな違いがない」などの批判を浴びた。

 政党などの組織戦を展開する井戸氏を意識し「一人一人が考えて投票するのが民主主義。投票率が上がれば僕が勝つ」と訴え続けた。しかし、大きな波を起こすことはできなかった。

 4代55年間、官僚出身知事が続く兵庫で挑んだ戦い。「すごく勉強になった。(今後は)最先端の論客として本当の論陣を張ります」と宣言し、ボランティアやメルマガ読者など全国の支援者に感謝した。

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