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支援者から当選祝いのタイを受け取り、決意を新たに表情を引き締める久元喜造氏=神戸市中央区磯辺通4(撮影・大山伸一郎)
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支援者から当選祝いのタイを受け取り、決意を新たに表情を引き締める久元喜造氏=神戸市中央区磯辺通4(撮影・大山伸一郎)

 急転直下の衆院選の影響が注目された神戸市長選は、自民、公明、民進党の推薦を受けた現職久元喜造氏(63)が圧勝した。成長戦略の布石を打った4年間の実績を訴え、兵庫県や国との連携も印象付けた久元氏は、衆院選での自公の優勢もあって安定した戦いぶりで再選を決めた。辛勝だった前回とは一転、大勝で信任を得て、神戸の再浮揚に向けた取り組みを本格化させる。

 投票が締め切られた午後8時すぎ、神戸市役所近くの事務所に待機していた久元氏は、台風接近にも関わらず詰めかけた支持者らと「当確」の一報を聞いた。沸き起こった拍手に一瞬、表情をほころばせたものの、万歳を促す司会を「やめましょう」と制した。

 久元氏は「市職員がいま、台風接近中の開票作業と災害対応という困難に立ち向かっている。被害を最小限に食い止め、開票を確実に完了させるのは現職市長の重大な任務だ」と説明。「(2期目も)市職員とのチームワークで、目に見える成果を出したい」と表情を引き締めた。

 自民、公明、民進の相乗りに加え、経済、文化、福祉など各団体にも支えられる盤石の体制で臨んだ。衆院解散の突風で民進が分裂し、構図が複雑になっても、ひたむきに1期4年の実績を訴え、着実に支持を固めた。

 一方、対立候補擁立を目指した共産、維新の候補者選定は難航した。投開票まで2カ月を切った時点でようやく共産党県委員長松田隆彦氏(58)、前神戸市議光田あまね氏(40)が立候補を決意した。

 松田氏は三宮再整備、光田氏は市会の政務活動費(政活費)不正問題を攻め口に論戦を仕掛けたが、久元氏は再整備にも政活費にもほとんど触れなかった。争点がかすむ中で、自公優勢の衆院選情勢も追い風に他候補を引き離した。

 神戸市は既に人口減少に転じ、訪日外国人客の誘致も伸び悩む。一方、新時代の産業創出や子育て環境の充実など課題は尽きない。三宮再整備の失敗は許されず、神戸空港の規制緩和への期待も高まる。

 同市長選史上最多得票で信任を得た久元氏は「スピードを上げて成果を早く出す」と抱負を語った。(森本尚樹、金 慶順)

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