統一地方選前半の兵庫県議選(定数86)と神戸市議選(同69)がきょう7日、投開票される。投票時間は一部地域を除き、午前7時から午後8時まで。両選挙とも午後11時半ごろには大勢が判明する見込みとなっている。
県議選は無投票の15選挙区を除き、残る24選挙区(定数計71)で選挙戦となった。深刻な人口減少で地域の活力が低下する中、子育て施策や高齢者福祉の充実などが争点となり、112人が舌戦を展開した。
県議会で長年、過半数を占める最大会派・自民党は今回、公認・推薦(党籍証明を含む)44人を立て、このうち14人が無投票当選。ただ、過半数の44人には届かない見通しで、過去5回の選挙と同様、改選後に無所属議員を会派に加えて維持できるかが焦点となる。
初陣を飾った立憲民主党と国民民主党の伸長に加え、大阪府知事と大阪市長のダブル選に伴う兵庫への影響、前回40・55%と過去最低を更新した投票率の行方も注目される。
神戸市議選は全9選挙区で96人が争った。同市内でも人口減少が目立ち、流出を食い止めるため、まちづくりの在り方や魅力の向上などが争点となった。
一方、統一地方選後半で実施される県内の選挙は姫路、明石、芦屋の3市長選に加え、前町長の死去に伴う福崎町長選と11市町議選。市長選と市議選は14日、町長選と町議選は16日に告示される。投開票はいずれも21日。(井関 徹)