兵庫県知事選
7月1日告示 7月18日投開票
ニュース
  • 印刷
早稲田大マニフェスト研究所の北川正恭顧問
拡大
早稲田大マニフェスト研究所の北川正恭顧問

 兵庫県知事選で、神戸新聞社と早稲田大マニフェスト研究所(東京)は連携して、新人5人の政策を比較する「マニフェストスイッチ」を実施した。「マニフェスト(政権公約)」の提唱者で、同研究所の北川正恭(まさやす)顧問(76)=元三重県知事=は今回の知事選について「新型コロナウイルス禍で表面化した社会的課題への対応がトップの大きな使命。今まで以上に政策の選択を迫られる」と指摘。「政策の優先順位を見極めてほしい」と語った。

 北川氏は2003年の統一地方選で、候補者が政策の達成目標や財源などを具体的に示すマニフェストを提唱。同研究所は候補者の政策を共通のフォーマットで有権者に示すプロジェクトを展開する。北川氏は「判断材料を示すだけでなく、税金の使われ方もチェックしてもらう。住民参画型の地方政治を実現させる仕掛け」と説明する。

 地方が抱える課題として「あと10年もたてば、生産人口は減少し、自治体は(誰もが受けられる)ユニバーサルなサービスを提供できなくなる」と強調。20年ぶりに知事が交代する今回の知事選を「どのように地域を維持、発展させていくかという政策選択選挙になる」と位置づける。

 格差や多様性、気候変動など「コロナ禍で顕在化した社会的課題」(北川氏)への対応も重視する。三重県知事を2期務めた経験から「(兵庫で)20年も同じ知事が続いた背景には成長時代の安定感もあったが、今は激動の時代。新たな課題が生まれていることを、候補者が県民に訴えられるかどうかが問われている」とした。

 今回は井戸敏三知事(75)を支えた県議会最大会派の自民党が分裂し、異例の構図となった。北川氏は「単なる権力闘争にせず、政策論争を通じて県民に答えを示し、負託に応えた県政をやる、という秩序をつくってほしい」と注文する。

 他自治体での選挙を踏まえ、「重点的にやる部分やカットする部分を具体的に示せる候補者は、当選後に実行する能力も高い」と分析。有権者には「一票を投じた責任を持ち、選挙後も厳しくウオッチしてほしい」と求めた。(石沢菜々子)

ニュース
一覧

天気(9月20日)

  • 29℃
  • 23℃
  • 10%

  • 30℃
  • 19℃
  • 10%

  • 30℃
  • 22℃
  • 10%

  • 31℃
  • 21℃
  • 10%

お知らせ