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 神戸家裁は10日、少年審判の決定全文を掲載した文芸春秋と、記事を寄稿した共同通信社の佐々木央編集委員、事件を担当した元判事で、全文を提供した井垣康弘弁護士に抗議文を送った。

 神戸家裁の岡原剛所長は抗議文で「裁判官が退職後も負う守秘義務に反する行為」とした上で、「非公開とされる少年審判に対する信頼を著しく損なうもの。事件関係者に多大な苦痛を与えかねず、誠に遺憾」と厳しく批判している。

 これに対し、井垣弁護士は「事件を理解する上では、決定要旨で省かれた加害男性の生育歴について、正しい情報を共有することが必要。少年法と照らしても、公開は特に問題はないと考えている」と話した。

 「文芸春秋」編集部のコメント 神戸連続児童殺傷事件は、今日も続く重大な少年事件の原点ともいえる事件で、その全貌を知ることによって、社会がくみ取ることができる教訓が多いと考え、掲載を決意しました。

 共同通信社総務局のコメント 共同通信社は、被害者感情や元少年が社会復帰していることに配慮し、決定全文の内容を報じていません。編集委員が寄稿する形で掲載された詳しい経緯など事実関係を調査中です。

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