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 神戸市須磨区で1997年に起きた連続児童殺傷事件で、当時中学3年の加害男性(32)を「医療少年院送致」とした神戸家裁の決定全文が、10日発売の月刊「文芸春秋」5月号に掲載されたことを受け、殺害された児童2人の遺族が「理解できない」と不快感を示した。

 家裁は97年10月、加害男性の医療少年院送致を決定。異例の措置として、審判の決定要旨を公開したが、男性の生育歴や精神鑑定の主要部分は明かされなかった。

 事件で亡くなった山下彩花ちゃん=当時(10)=の母京子さん(59)は「なぜこの時期の掲載なのか理解できないし、社会にとって意味のあることなのかも疑問」と述べ、「退職したとはいえ、元判事が個人の意思で勝手に公表するのはいかがなものか。事件の教訓は別の形で伝えられるのでは」と話す。

 次男の淳君=当時(11)=を失った土師守さん(59)は「遺族の心情を無視した掲載」と批判。「あの事件は非常に特殊なケースで、他の少年事件の参考にもならない」とし、「一般の人たちに興味本位で読まれるのはつらい」と話した。

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