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 神戸市須磨区で1997年に起きた連続児童殺傷事件で、当時中学3年の加害男性(32)を「医療少年院送致」とした神戸家裁の決定全文が、月刊「文芸春秋」5月号に掲載されたことに対し、公益社団法人「ひょうご被害者支援センター」(神戸市)は15日、文芸春秋と、事件を担当した元判事で、記事の寄稿者に決定全文を提供した井垣康弘弁護士に抗議文を送った。

 センターの井関勇司理事長は抗議文で、「遺族は最愛の子が殺害された際の具体的状況について、あらためて広く公表されるのを望んでいないことは言うまでもなく、いたたまれない心境に置かれている」と指摘。

 「掲載行為は、人格権侵害や精神的苦痛など遺族の被る二次被害について検討した形跡が全くなく、極めて配慮を欠いている」と非難。「事件から18年後に全文を公表することが国民の知る権利に資するとも考えられず、報道の自由の名のもとに、理由なく他者の権利利益を侵害することは許されない」とした上で、文芸春秋に対し、5月号の速やかな回収を求めている。

 被害者支援センターが抗議文を出すのは異例。文芸春秋は「文書が届き次第対応を検討します」、井垣弁護士は「決定書はもともと社会に公表する予定で作成していたもので、秘密の文書ではありません」とコメントした。

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