社会社会shakai

  • 印刷
「営業継続」のチラシを利用客(右)に渡す阿部大さん=3日午後、湊山温泉(撮影・後藤亮平)
拡大
「営業継続」のチラシを利用客(右)に渡す阿部大さん=3日午後、湊山温泉(撮影・後藤亮平)

 平清盛ゆかりの湯として親しまれながら、今月10日の営業を最後に閉店が決まっていた「湊山温泉」(神戸市兵庫区湊山町)が、新たな運営会社の下、存続することになった。苦境を知った静岡の企業が手を差しのべた。廃業1週間前の朗報に、従業員と利用客がともに喜んだ。

 かいわいの温泉は平安時代からの歴史があり、清盛もつかったと伝えられる。湊山温泉は1938(昭和13)年の創業。炭酸重曹泉の掛け流しが特徴だが、利用客の減少などで廃業を決めていた。

 これを知った「伊豆高原ビール社」(静岡県)の増田真啓(まさひろ)社長(54)が、運営継続を打診。同社が新会社を設立し、運営することで話がまとまった。

 同社は、静岡で飲食店などを展開。低迷していた地元の温浴施設を立て直した実績がある。湊山温泉の従業員の大半は新会社のスタッフとなり、松富康夫社長(57)も事業責任者としてとどまる。

 「源泉掛け流しは絶対に守る。その上で客が増える仕掛けを考えたい」と増田社長。現場を統括する阿部大(まさる)さん(42)は「かなり悩んだが、継続を望むお客さんの熱い思いに押された」と話し、笑みを浮かべた。

 11~13日は休業し、再出発は14日。同温泉TEL078・521・5839

(黒川裕生)

社会の最新

天気(5月25日)

  • 24℃
  • ---℃
  • 50%

  • 25℃
  • ---℃
  • 50%

  • 23℃
  • ---℃
  • 60%

  • 25℃
  • ---℃
  • 70%

お知らせ