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 神戸大学の教員や職員の有志が30日、参院で審議中の安全保障関連法案に反対する緊急集会を開く。現役の教授のほか、名誉教授や卒業生ら134人が賛同人に名を連ねた。同様の動きは全国の大学に広がり、「平和と民主主義を教学理念に掲げる大学人として黙っていられない」との声が上がっている。

 神戸大の緊急集会を呼びかけたのは、同大大学院人間発達環境学研究科の岩佐卓也准教授(45)。衆院での強行可決後、「誰かが動くのを待つのではなく、自分が行動しなければ」と考え、同僚らに声を掛けた。

 1週間で賛同人は100人を超えた。和田進名誉教授(憲法学)やロニー・アレキサンダー教授(平和学)らが名を連ねた。

 「戦前、大学は戦地に学徒を送った苦い歴史がある。憲法違反

が明白な今回の法案は、大学人の覚悟と役割が問われる」と岩佐准教授。学生にも参加を呼びかけている。午後0時20分から同大の六甲台講堂前でリレートークを行い、法案に反対する声明文を採択する予定だ。

 東京大、早稲田大、立教大、同志社大、立命館大、大阪市立大、広島大などでも教員や学生らが「有志の会」を結成したり、緊急集会で廃案を求めたりする動きが広がる。

 京都大有志の会は「戦争は、防衛を名目に始まる」と書き出される声明文を英語や中国語、アラビア語などに訳し、インターネットで世界に発信した。ノーベル物理学賞を受賞した益川敏英・京都大名誉教授や内田樹・神戸女学院大名誉教授らが6月に発足した「安全保障法案に反対する学者の会」は29日時点で、賛同する学者、研究者が1万2千人を突破。31日には国会前で学生らと共同でデモ行進をする。(木村信行)

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