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檀美知生さん(左端)の指導で、歌の練習に励む福島からの避難者や支援者=芦屋市宮塚町
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檀美知生さん(左端)の指導で、歌の練習に励む福島からの避難者や支援者=芦屋市宮塚町

 東日本大震災による福島第1原発事故の影響で関西に避難している人たちや、津波で親を亡くした遺児らが出演する創作ミュージカル「雪の女王」が来年4月2日、兵庫県芦屋市業平町の市民センター「ルナ・ホール」で開かれる。「放射能汚染から子どもを守りたい」。そんな避難者の思いを、芦屋市の音楽家夫妻が脚本や音楽に込めて企画。「多くの人のパワーが必要。一緒に思いを伝えよう」と出演者を募っている。(高田康夫)

 声楽家檀美知生(みちお)さん(68)と元教諭の村嶋由紀子さん(68)夫妻。2人は阪神・淡路大震災の後も被災者支援のコンサートを続けていた。

 東日本の発災後は「私の好きなこの街復興支援プロジェクト」を立ち上げ、岩手県陸前高田市の児童らとミュージカルを制作。今年1月、芦屋で開いた舞台には関西への避難者を招待した。これがきっかけとなり、原発事故をテーマにしたコーラスミュージカルを企画。避難者もステージに上がり、一緒に歌ってもらう。

 ストーリーは、アンデルセン童話「雪の女王」を参考に、村嶋さんがオリジナルの脚本を書いた。雪の女王は放射能汚染に怒り、子どもたちをさらって地球を凍らせようとする。親や科学者らは、子どもと地球を守るため、エネルギー資源をめぐって繰り広げられる戦争をくぐり抜け、雪の女王に立ち向かう。

 村嶋さんは「深いところで人間愛でつながり合う作品にしたい」と話す。

 福島県三春町から西宮市に避難している河村幸子さん(35)も出演。「関西では放射能の問題を知らない人も多い。避難者が近くにいることを知ってほしいし、福島に今も住み続けている人の思いも届けたい」と練習に励んでいる。

 現在、団員は支援者、避難者、陸前高田市の子どもら計約30人。さらに多くの人々に参加してもらおうと、団員を募集している。

 年齢や経験など不問。練習は原則第1、3日曜日の午後2~5時。団費は月2千円(学生1500円、避難者500円)。村嶋さんTEL090・9116・8122

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