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祖母の思い出を語る岡崎忠彦ファミリア社長=13日午後、神戸市中央区相生町1(撮影・小林良多)
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祖母の思い出を語る岡崎忠彦ファミリア社長=13日午後、神戸市中央区相生町1(撮影・小林良多)

 神戸の子ども服メーカー「ファミリア」を創業した坂野(ばんの)惇子(あつこ)さんをモデルに、10月から始まるNHK朝の連続テレビ小説「べっぴんさん」。制作が発表された13日、舞台となる神戸からは早くも朝ドラ効果に期待する声が上がった。

 「いつか、ばあちゃんを主人公にしたドラマを作ってほしかった」。坂野さんの孫で現ファミリア社長の岡崎忠彦さん(46)は喜びを語った。

 「おばあちゃんっ子」だった岡崎さんは子どものころ、坂野さんの家に泊まると、必ず翌日に着る服を“プレゼン”させられた。

 「ズボンの色が合ってないよ」。服の組み合わせを考えることを繰り返した。「センスの良しあしは祖母に教えてもらった」と懐かしむ。

 1950年、坂野さんは仲間とファミリアを創業した。洗濯しても縮まないよう、木綿の生地は水に長時間つけて干したうえで、アイロンがけして裁断。手間を惜しまず、ほとんど手作りで子ども服を作り続けた。

 ドラマも坂野さんの真摯(しんし)なものづくりにスポットを当てる。NHKによると、江戸時代に「特別によい品物」の意味で使われた「別品」からタイトルをつけた。

 女性経営者にとっては「あこがれ」の存在だった坂野さん。洋菓子メーカー神戸〓月堂(神戸市中央区)の下村俊子会長(79)は「戦後の神戸にすてきなお店を開き、仲間と一緒に良質な服を作ってこられた」と放映を心待ちにする。

 放映中の「あさが来た」など朝ドラは近年、話題作が多いだけに地元の期待は膨らむ。

 元町商店街にあるファミリア神戸元町本店に買い物に来た同市兵庫区の自営業の男性さん(33)は「神戸の子ども服と言えばファミリア。ドラマを通じてオシャレな街・神戸が発信され、街の活気につながれば」。同商店街の呉服店「丸太や」を営む三木久雄さん(66)も「ファミリアは元町商店街が全国に誇る財産の一つ。ぜひドラマを見て商店街に足を運んで」と話した。

(注)〓は「几」の中に「百」  

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